Saturday, July 07, 2007

もやもや ふわふわ ぽってり

音に包まれる。森を抜ける。山に登る。あくびをする。穴に落ちる。窓から覗く。山を望む。海を見る。

心象風景が余計な考えに邪魔されず出力されるとこうなるのか、と思わされる坪井湯湯の個展『布絵』。
今回は布にまつわる作品の集積というだけあって、白昼夢のような抽象的な彼女の作品がさらにやわらかく
感じられます。

イメージを形にするのは簡単ですが、できたイメージから言葉なしにその内容を人に伝えるのはとても難しいです。
少し前に、ある人とイメージ遊びをしました。五感を絵にするとどんなイメージになるのか。というお題でお互いに絵を描き、それを見せあってどの絵がどの感覚を表しているのかを当てあうという遊びです。
なかなか楽しいので是非一度おためしを。

それはさておき、形ないものをイメージにすると、どうしてもその人の生まれ育った環境や背景がその絵に少なからず影響してしまうもので、内面がじわりじわりと滲んできます。坪井湯湯から生まれた形はもやもやと、ふわふわと、ぽってりと、月眠に並んでいます。

もやもや ふわふわ ぽってり
皆さんはどのようなイメージをお持ちになりますか。
来週14日までの布絵展に、是非、形になったもやもやとふわふわとぽってりを見にお越しくださいませ。

月眠ギャラリー タンバ

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